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中高年から始める人も多い合気道

合気道
格闘技、というとどうしても体を酷使するイメージが強くて敬遠されがちですが、実は、中高年になってから始める人も多いのだそうです。中でも合気道は、相手の力を利用して行う格闘技ですので、体力に自信のないシニア世代でも安心して始めることができます。


合気道ってどんな格闘技?

格闘技の中でも比較的マイナーな部類に入る合気道は、実際どのようなものなのか詳しく知っている人は、少ないかもしれませんね。そこで少しだけ、合気道のことをご紹介します。

合気道とは、植芝盛平氏が日本の伝統武術の奥義をきわめ、さらに厳しい精神修行を経て創設した武術です。いたずらに相手と競うことはせず、呼吸を合わせて技を出し合うことで切磋琢磨し、お互いを高めていくことを目的とした、珍しい武術です。そのため自分の力を使わず、相手の力をいなしたり、さばいたりする技がほとんどで、戦うという概念は存在しません。自分の力をあまり使わなくてもいいので、老若男女幅広い世代の人でも行うことができる上、体力に自信のない人でも安心して始められます。

そして合気道の中で最も大事とされているのが、和を重んじる心と忍耐力です。合気道は見た目以上にシビアな格闘技で、相手と呼吸を合わせることが何よりも重要です。そのため日頃から稽古仲間とコミュニケーションをとり、和を重んじる心が不可欠となり、精神的な鍛錬も必要となってきます。

さらに、ほかの格闘技のように試合を行って自分の技量を試すことがないため、日々の稽古が合気道の全てです。熟練者となっていくと、その日々の稽古の中にも新しい発見をすることができるようになるようですが、初心者のうちは、そういった発見もなく退屈と感じることも多いでしょう。その時期をいかに忍耐し、自分を高めるために努力を継続できるかどうかが鍵となってきます。

合気道のメリット、デメリット

では、合気道で得られるメリットと、逆にデメリットも考えてみましょう。

まずメリットとなるのは、やはり心身ともに鍛錬ができることです。体力が向上することはもちろんですし、重心や体重の移動をかなり強く意識するようになりますので、姿勢もよくなります。そのため姿勢の悪さからくる、肩こりや腰痛といったトラブルも改善されることがあるようです。そして協調性や、集中力も身につけることができます。合気道を始めてから、ちょっとしたことでイライラすることが少なくなったり、相手を尊重できるようになったり、という人も多いようですよ。

ですがそんなメリットだらけの合気道にも、デメリットがあります。最初に上げるとすれば、圧倒的に道場が少ないことです。世界的に普及しているとはいえ、空手や柔道に比べれば、まだまだマイナーな合気道を教えている道場はやはり少なく、特に地方で見つけるのは難しいでしょう。運よく道場があったとしても、門下生が満杯で受け付けてもらえないこともあり、スタートラインに立つことが最大の難関なのだそうです。

そしてもうひとつが、結果が見えないくいことです。先ほどもご紹介したように試合、という分かりやすいかたちで、技量を見ることができないため、達成感が得られにくいのだとか。さらに、ある程度成長を感じられるようになるまでの期間が長いので、そこまで続けていくだけの忍耐力が必要になってきます。ただ、結果が出ない苦しい期間を乗り越えることができれば、自分でも驚くほどの成長を実感できるそうですよ。

最近は世間も物騒になり、特に体力のない中高年は犯罪のターゲットにもなりやすいです。いざというときに自分の身を自分で守れるようになるためにも、護身術として名高い合気道はぴったりです。確かに忍耐力は必要ですが、生活になくてはならない存在になるほどの魅力を持っている、という人までいました。格闘技を始めたいけど、体力に自信がないと感じているのであれば、ぜひ合気道の道場を探してみてはいかがでしょうか。