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運動で「脂質異常症」を予防しよう!

脂質異常症
生活習慣病の中でも、コレステロールと中性脂肪の数値に異常が見られる病気が「脂質異常症」です。この病気になると、心疾患などの命に関わる病気にもかかりやすくなってしまいますので、ぜひ運動で予防しましょう。


心筋梗塞につながる恐れもある「脂質異常症」とは?

脂質異常症は、血中の悪玉コレステロールや中性脂肪が多すぎる病気です。この病気の怖さは、動脈硬化を早めてしまうことにあります。

脂や悪玉コレステロールが多く混ざった血液が流れていると、血管にダメージを与えやすくなります。特に悪玉コレステロールは血管壁に付着してしまい、血管を狭く硬くしてしまうのです。

さらにその付着物がはがれて血中に流れてしまうと、血栓となる恐れがあります。血栓が脳に行けば脳梗塞、心臓に行けば心筋梗塞となり、最悪の場合は命を落としてしまうこともあるのです。

運動は脂質異常症のリスクを下げる!

そんな怖い脂質異常症を予防するためには、食事のほかに運動も非常に大切です。 運動をすればエネルギーを消費することができ、食事から摂取した脂肪分が体内に蓄積しにくくなりますので、中性脂肪の値を下げることにつながります。また運動によって、脂肪の流れを良くする「リパーゼ」という酵素が活性化されることも分かっています。

さらに運動は、動脈硬化を予防するのに役立つ「善玉コレステロール」の量を増やしてくれます。善玉の量が増えれば、血管壁はきれいになり、悪玉が悪さをしにくくなるのです。 特にウォーキングや自転車などの有酸素運動が、善玉コレステロールを増やすのに向いているといわれています。

運動慣れしていない人は、ムリのないウォーキングから

脂質異常症に限りませんが、生活習慣病予防のための運動は、ハードなものを選ぶ必要はありません。なるべく酸素を多く取り込み、全身の筋肉を適度に使う運動であれば、どんなものでもかまわないのです。

その意味でも、多くの人にとってもっとも始めやすいのがウォーキングです。もともと運動をしていた人ならジョギングでもいいのですが、運動不足で中高年世代の人は、ウォーキングのほうが安全でしょう。 できれば1日、最低30分を目安にして、日常にとり入れてみてください。

さらに家の中でスクワットなどの筋トレも同時におこなうと、筋肉がついて基礎代謝が上がります。筋肉が多い人と少ない人では、ただ生活しているだけで消費エネルギーが違いますから、ある程度の筋肉はつけておいたほうがいいでしょう。

ただし既に生活習慣病にかかっている人の場合は、急に運動をすると症状が悪化する危険性がありますので、40代以上で肥満傾向にある人は念のためメディカルチェックを受けておくと安心です。 何かの項目に引っかかった場合は、医師のアドバイスをもとに運動をおこなってください。