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運動で「心疾患」を予防しよう!

心疾患
あらゆる生活習慣病の中でも、特に怖いのが心筋梗塞をはじめとする心疾患です。既に発作を起こしている人の場合は、運動に注意が必要ですが、そうでない人は予防のためにも運動を習慣にしましょう。


死因の2位を占める心疾患の恐怖

日本人の死因において、悪性新生物(がん)に次ぐ2位の座を保っているのが、心疾患です。動脈硬化などによって心臓周辺の血流が悪くなってしまう「狭心症」や、血栓が詰まって完全に血流が途絶えてしまう「心筋梗塞」が代表的で、これらはいずれも「虚血性心疾患」と呼ばれます。

先天的に心臓に異常があるケースとは異なり、これらの病気は生活習慣が大きな原因です。脂肪分が多くバランスの悪い食事や、運動不足、それによる肥満などが重大なリスクファクターとなります。

高血圧や糖尿病、脂質異常症などの病気が先だって起こることが多いのですが、ただ血圧が高いくらいでは気にせず生活している人も多いものです。その結果、ある日突然、心疾患の発作を起こし、処置が遅れた場合にはそのまま命を落としてしまうこともあります。

ちなみに男性の場合、ED(勃起不全)が心疾患の前兆として表れることがあり、数少ない初期症状の1つとして注目されています。

心疾患予防にはウォーキングが効果的!

心疾患の大敵は、動脈硬化です。動脈硬化は、ある程度の年齢になれば誰にでも起こるのですが、肥満や生活習慣病にかかっていると進行が早くなります。 ですから適度な運動をおこない、血管をなるべくしなやかに保つことが大切です。

中高年世代にもっとも安全でおすすめなのは、やはりウォーキングでしょう。できれば毎日おこなうのが望ましいですが、最低でも週3回を目安に、1回につき30分は歩くようにしてください。

運動するタイミングとしては、血糖値を下げる意味でも、食後30分~1時間以内におこなうのがいいとされています。一方、早朝や深夜などは心臓周辺の動脈が収縮している可能性があるため、運動をおこなうのは避けたほうが安全です。

有酸素運動は、心肺機能も向上させる

ウォーキングには、肥満や動脈硬化を予防するのみならず、有酸素運動によって心肺機能を高めるという効果もあります。運動不足が慢性化すればするほど、少しの動きでも動悸がしたり息苦しくなったりするものです。

心臓を強く保つためにも、日ごろからある程度の運動をおこない、心臓のポンプ機能を高めるようにしましょう。

ウォーキングのほか、水泳も心肺機能を高めるのに適した有酸素運動です。しかし運動慣れしていない人や、血圧が高い人にはリスクもありますので、まずはウォーキングなど軽めの運動から体を慣らしていき、徐々に強度を上げるようにしてください。