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運動で「ロコモ」を予防しよう!

ロコモ
近年、「ロコモ」という言葉がよく聞かれるようになりました。これは「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」の略で、骨や筋肉、関節などの障害によって移動が難しくなった状態を指します。

いつまでも自分の力で歩けるようにするためには、若いうちからの運動が非常に重要です。



健康な老後をおびやかす「ロコモ」とは?

ロコモでいう「運動器」とは、筋肉や骨、関節、軟骨や椎間板などを指します。これらのいずれか、もしくは複数に何らかの異常が生じ、移動や日常生活に支障をきたす状態がロコモです。

具体的な病名としては、関節リウマチや変形性関節症、変形性膝関節症、脊柱管狭窄症や骨祖しょう症などがあります。これらはいずれも加齢にともなって発症しやすい疾患です。進行すると歩行困難や転倒につながるほか、最悪の場合は「寝たきり」になってしまう可能性もあります。

ロコモは今や、認知症などと並んで、健やかな老後をおびやかす「国民病」の1つとなっているのです。

体を使わない生活をしていると、ロコモのリスクが増!

誰しも加齢によって運動器は衰えるものですが、特に若いころからの姿勢の悪さや運動不足は、それを助長します。逆に激しい運動のしすぎもあちこちを傷めますが、適度な負荷は必要です。

もともと骨や筋肉の量は、20~30代をピークに減っていきます。そこで適度な運動をおこなって刺激を与えれば、その後も丈夫でいられるのですが、甘やかしすぎてしまうとどんどん骨や筋肉は弱る一方です。 その結果、早い人では40代からロコモの兆候が見られるようになることもあります。

また肥満もロコモの大敵です。体重が多ければ多いほど、当然ながらヒザにかかる負荷は大きくなり、変形性膝関節症にかかりやすくなります。 さらにメタボ体型になると、背中が反り返った形になってしまい、腰も痛めやすくなるのです。

毎日の中で、体を動かす習慣をつけよう!

将来ロコモにならないためには、なるべく早いうちから適度に体を動かし、運動器を丈夫に保つことが大切です。

ハードな運動は必要ありません。日常の中でほんの少し意識を高めるだけでも、ロコモを防ぐことにつながるのです。 ウォーキングはもちろんですが、たとえば車を使わず徒歩や自転車で移動したり、エレベーターやエスカレーターに頼らずなるべく階段を使ったりするだけでも、だいぶ違うでしょう。

もちろん家事も、テキパキとおこなえばいい運動になります。実際、80歳を越えても元気に自分の足で動き回っているお年寄りを見ると、布団の上げ下ろしや庭の手入れ、近所への買い物などをキビキビとおこなっています。 これらの習慣の積み重ねが、ロコモを防止するのです。

色々なものが便利になった現代ですが、その分、体を甘やかしがちでもあります。普段から自分の体をフルに使い、ある程度の骨量と筋量を維持するようにしたいものです。