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短時間で効率よく脂肪を燃やす、スローピング

スローピング
何かと忙しい現代の日本人。それでも内臓脂肪をそのままにしておくと、突然死を招くかもしれませんので対策は必要です。理想はウォーキングなどの有酸素運動を週3回、1時間程度すること。

しかし実際のところ週3回でさえ1時間も歩くなんて時間がない、という人も多いはず。そんな忙しいあなたには、スローピングがおすすめです。


スローピングとは

スローピングとは、スロープ、つまり坂道や階段を利用して行う運動法です。短時間で効率のよい脂肪燃焼作用が期待されるため、時間のない現代人に向いた運動法といえるでしょう。坂道や階段は、同じペースでも平坦な道と比べると倍以上の運動量が必要です。傾斜がたった5度程度の坂道でさえ、平坦な道の2~3倍の運動量があるといわれているほど。また坂道や階段を歩くことで下半身の筋力強化にもつながり、内臓脂肪撃退と筋力アップの両方を効率よく行えるのです。

スローピングの方法は、基本的には階段や坂道を自分のペースでのぼったりくだったりするだけです。独学で始めたい場合は「スローピング完全入門」という、国際スローピング協会の代表が著作した書籍を参考にしてみてください。この本では様々なスローピングの方法が紹介されており、坂道や階段を苦手とする高齢者や足腰の弱い人向けの階段の1段だけを使って行うスローピングや足腰をしっかり鍛えたい人向けのスローピング法まで。また坂道なら30歩法、315歩法など、自分の体力ややる気に応じてチョイスすることができます。

スローピングのメリット

スローピングのメリットは、何よりも短時間で効率よく運動ができること。さらに足腰がきたえられ、最近話題になっているロコモティブ症候群予防にも効果が期待できること。ほかにもウォーキングと違い、スピードは求められないため体力のない高齢者や肥満傾向の強い人でも継続しやすいというメリットもあります。ただ運動量が多い、ということは下半身にかかる負担も大きくなるため慣れないうちは階段の1段だけを利用する1段法などで徐々にきたえていきましょう。

またスローピングには後ろ向きで階段や坂道をくだる、という方法が取り入れられています。そのため普段歩いているだけではきたえられない部分の筋肉も鍛えることができ、下半身の筋肉がバランスよく強化できるのです。始めてから少しの間は、おそらく相当な筋肉痛に悩まされるはずですが、それを乗り越えると日常生活の様々な動きが軽やかに感じられるそう。さらに下半身には大きな筋肉が多く、鍛えればそれだけ消費カロリーも大きくなり、基礎代謝がアップします。内臓脂肪を落としつつ、リバウンドしにくい体作りにも効果があるのです。

まずは始めてみよう

スローピングは階段や坂道があれば、どこでもできます。最初のうちはそれこそ1段だけあればいいのですから、踏み台でもいいのです。たった1段をのぼりおりするだけですが、繰り返すと意外とキツイはず。日ごろの運動不足を実感するかもしれませんね。

そして1段では物足りなくなってきたら、自宅の階段を使ってみましょう。5段分をテンポよくのぼり、そして後ろ向きのままおりる、を繰り返すのが基本的な方法です。入門書によると「げ・ん・き・よ・く」と口で言いながらのぼるとリズムに乗りやすいそうですよ。ただあまりにリズムに乗り過ぎると階段を踏み外したりして事故につながるかもしれないので、必ず手すりにしっかりつかまって行ってください。行う時間は5分を1セットとし、少しずつ増やしつつ4セットまで行うのが理想的。無理のない範囲で少しずつセット数を増やしていきましょう。

自宅に階段があるお宅ならば、家のなかでも立派な運動ができるスローピング。家のなかなら天候に左右されることも、汗だくの姿を見られることもなく効果の高い運動が行えます。もちろん近所の公園や神社など、坂道や階段のある場所ならどこでもできますので、ぜひその日の気分で色々な場所で行ってみましょう。ただ効率よく運動ができる分、足腰や心肺機能への負担は大きくなりますので、無理をしないことを第一に。少しずつ着実に行っていきましょう。